ヴィンテージギター

目次

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・ヴィンテージギターとは?

・vintageとusedの違い

・ヴィンテージギターの魅力

・まだまだ活躍するヴィンテージギター

・ヴィンテージギターを購入するには?

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 そもそもヴィンテージギターとはどんなギター?

 一般的にヴィンテージギターと呼ばれるギターは製造年が古い物を指します。

明確な定義はありませんが、現在の市場では1940年代~1970年代に製造されたギターを「ヴィンテージギター」とされています。ギターが誕生したのは16世紀初期に弦楽器の派生であり、一般的なアコースティックギターの形になったのは19世紀後半とされています。

そして、様々な改良や時代と共に変わった演奏スタイルに合わせ、1930年頃にエレキギターが誕生します。ブルースやジャズ、ロックが流行すると同時に1950~1970年代にエレキギターの流通が始まりました。

エレキギターを代表する「Gibson/レスポール」「Fender/ストラトキャスター」が開発されたのも1950年代となります。よって、ヴィンテージギターとは1940~1970年代に製造された物となります。

 

vintageとusedの違い

一般的にUSEDギターとは1980年代から現代に製造され、一度は誰かの手に渡り使用された物を指します。ですが、稀に一度も購入されずに楽器店で眠っていた物、倉庫の片隅で忘れ去られていた物など30年以上眠っていたギターもあります。そういったギターはvintageではあるがusedではない。…ということになります。明確な定義がないのがややこしいですが、一般的な「古い」という意味を持つ言葉をまとめてみます。

・アンティーク=100年以上経過した価値が高いもの

・ヴィンテージ=20年から40年経過したもの

・レトロ=20年経過したもの

・ユーズド=使用されたもの

・ジャンク=故障品

・ラビッシュ=ガラクタ

まとめてみると、若干意味合いも変わってきますので難しいですね。

ヴィンテージギターの魅力

さて、本題のヴィンテージギターの魅力ですが、これはありすぎて語りつくせません・・・。

ですので、今回はヴィンテージギターの魅力4つをご紹介します。

1.サウンド

何と言ってもまずは「音」です。ギターであるからには音が良くないといけません。古い物がどうして音がいいの?と疑問を持ちますが、一般的にギターの材質は木材で作られており、経年変化と共に木に含まれているわずかな水分が抜けていきパキッ!とした乾いた音になります。「音」は湿り気の無い方が良いとされています。

電装部分でも経年変化による音の変化があります。ピックアップに使用されているマグネット/磁気が弱くなり、配線の劣化などにより唯一無二のヴィンテージサウンドを奏でさせてくれます。

2.レンジ

レンジとは簡単に説明すると音(周波数)の範囲=レンジです。

キーン!と高い音が「ハイ」。ズン!と響くのが「ロー」です。※音程の高低ではりません。

この幅が広いとレンジが広いということになりギターの鳴りが良いと言われますが、デメリットとしては細かな音が反映してしまい、弾き手の善し悪しが前面に出てしまいます。また、バンドなどで演奏する時はシンバルのハイの音や、ベースのローの音とかぶり結局イコライザーで調整することになります。

レンジ幅が狭いと悪いと思われますが、逆で狭い範囲だと余分な音が出ず、まろやかなハイからローまで安定した音が出せます。その為、弾き手の細かなニュアンスが表現されるためヴィンテージギター独特のレンジ幅の狭さは良いと言われます。

3.材質

現在では入手困難な高価な木材や、条約により使用できない希少価値の高い木材もヴィンテージギターには惜しげもなく使用されています。主に使用されるローズウッド、マホガニー、メイプル、スプルース、エボニーなどですが、近年環境問題や自然保護の観点などから使用を止めたメーカーもあります。アルミ素材、人工木材など新たな材質でのギター開発が進められています。天然木を使用したヴィンテージギターはさらに希少価値のある物とされていきます。

4.デザイン

一番重要視している方も少なくないデザイン。長い年月をかけ変化した塗装の色落ちや、剥げ、傷は一つとして同じものがないまさに唯一無二のギターとなります。赤いチェリーサンバーストが色焼けでレモンドロップのようなイエローに変化したり、ライブでガンガン弾かれた無数の傷がついていたり新品では表現できないデザインに仕上がります。最近では、ヴィンテージ風に似せるレリック加工、エイジド加工が多くなってきましたが、幾つもの年月を経て風合いが凝縮された本物のヴィンテージには敵いません。 

まだまだ活躍するヴィンテージギター

稀少価値の高いヴィンテージギターは市場で高値で取引され、ギター演奏者以外にもコレクターが多く、ケースに入れたまま大切に保管されていたり、倉庫に眠ったままなんてこともあります。ですが、まだまだ現役で活躍するヴィンテージギターもたくさんあります。

著名なギタリストたちにもヴィンテージギターのコレクターは多く、その中でも惜しげもなくライブでガンガン弾いているギタリストがいます。

GLAY/TAKURO、THE ALFEE/高見沢俊彦、B’z/松本孝弘、斉藤和義、奥田民生、X japan/PATA・・・

誰もが知っているギタリストたちは、数千万円とされる50年代の名器「レスポール」をライブでガンガン弾き倒しています。希少価値が高く非常に高価なギターなのでレコーディングのみといったギタリストが多いですが、現役で、しかもライブで使用しています。一度は一流のギタリストが奏でるヴィンテージサウンドを生で聞いてみたいものですね。 

ヴィンテージギターを購入するには?

数が少ないヴィンテージギター。購入するにはどうすればいいの?となる方もおられます。最近では高値で取引されていることもあり偽物販売や詐欺など悪質な行為が目立つようになってきました。また、数十年前のギターとなると純正パーツがなくなっていたり、明確な年代判別も難しくなってきます。

必ず専門のリペアマンがいる店舗で購入を。

ヴィンテージギターの年代判別や状態を確認するにはギターをバラしたり、木材や配線の目利きがカギとなってきます。オリジナルパーツが使用されているのか?致命的なダメージはないか?など経験豊富なリペアマンによってチェックされたギターが安心と言えます。

できれば試奏して判断を!

数十年前のギター、幾度となく弾かれたギターとなると「癖」がついてきます。同じモデルのギターでも握り感が違う、音の出方が違うなどがありますので第一に「演奏」「音」にこだわるのであれば試奏をおすすめします。また、店頭で直接リペアマンに質問できるのもメリットです。

ネット販売はステレオンミュージック!

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